ユキです、あけましておめでとうございます!
ちょっと遅めのあいさつです。
皆さん冬休みは楽しく過ごされましたか??
私はお正月におもちを食べすぎて……
絶対太ってる……
……それはそうとして。
冬休みは時間があったので心理学の本をいくつか読んでみたんですが、
その中で面白そうなのがあったので今回紹介したいと思います!
「希少性の原理」っていうんですけど、
手に入りにくいものほど逆に欲しくなるという心理がはたらくそうです。
これ私も経験があるんですけど、
この前通りがかった服屋で、
すごく可愛いけど値段が高いからどうしようかって思って迷った服があったんです。
それで、また別の日にお店に見にいったら売り切れてしまっていて、
「どうしてもほしい!やっぱり買うべきだった!」
って思って結局取りよせてもらったんですが、実際手に入ってみると
「あれ、そこまでして買わなくてもよかったかな?」
と思ってちょっと後悔しました……。
皆さんもそんな経験ありませんか?
たとえば《閉店セール》とか《数量限定》という文句につられて
ついつい必要ないものを買ってしまったり。
そんな「希少性の原理」ですが、
社会心理学者のステファン・ウォーチェルさん達がこれについての実験を行っています。
瓶の中からチョコチップクッキーを渡して、その美味しさを評価してもらう実験です。
半数の評定者は瓶に十個クッキーが入っていましたが、
残りの半数の評定者の瓶には二個しか入ってませんでした。
すると、瓶に二個しか入ってなかった人の方が、クッキーを美味しい、魅力的と感じたそうです!
自由な選択が制限されたり脅かされたりすると、
自由を回復しようとして、その自由をより欲するようになる心理的な反発とか抵抗のことを「心理的リアクタンス」と言うんですけど、
この「希少性の原理」も「心理的リアクタンス」の一例だそうです。
最初に挙げた私の例で言うと、
私が行った店から見に行った服が売り切れてしまったという自由の喪失が、
より私にその服をほしいと思わせる原因になった、ということです。
こういうのってけっこう身近に溢れてると思います。
この時期って財布のひもがゆるみやすいですし、皆さんも買い物をするときは一回冷静になって本当に欲しいものか考えてみてくださいねー。
それでは!
<参考文献>
ロバート・B・チャルディーニ (1991) 影響力の武器─なぜ、人は動かされるのか 誠信書房 pp.284-295
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