2012年12月20日木曜日

かじかむ手にはあたたかい珈琲を


こんにちはー。

最近私の友達に風邪ぎみの子が多いけど、みんな元気ですかね?

 

突然ですけど私、コーヒーが大好きなんですよ。

夜勉強しているとだんだん眠くなってきちゃうんだけど、

そんなときコーヒーを飲めばすっきりして頑張れるんです。

そんなわけで今日はコーヒーに関する研究について紹介しますね。

 

 

コーヒーや紅茶が好きな、カフェイン中毒ともいえる人を対象にした研究で、

その人たちが普段飲むときにする習慣

(たとえばカップには必ず紅茶より先にミルクを入れるとか、特定のマグカップを使うなどの行為)

をやめてもらい、

いつもとは異なる方法で飲んでもらいました。

 

すると、コーヒーや紅茶の味そのものには関係がないはずなのに、

その人たちはすごく不快感を覚えたんです。

 

 

どう? 不思議じゃないですか?

実はこれ「オペラント条件づけ」が機能しているんです。

 

オペラント条件づけっていうのは、ざっくり言うと、

「ある行動の後で報酬が与えられる」ということが繰り返されると、

報酬に先立つ行動を自発的に行うようになる

という動物にとって基本的な学習メカニズムのことです。

 

たとえばラットの実験を例に挙げると、

「ラットがレバーを押せば餌が出る、という経験を繰り返すことで、自発的にレバーを押すようになる」

というのがオペラント条件づけです。

 

つまり今回の実験だと、

カフェイン摂取に先立って普段している行動は、

のちにカフェイン摂取という報酬が得られるために、

その報酬と結び付けられ自発的に行われやすくなったんです。

 

実際、興奮剤、ドラッグには摂取する過程に儀式の要素が入り込んでいるものが多いらしいですー。

そういえば日本の茶道の作法とかもそうですよね。

 

私もコーヒーを飲むときはいつもお気に入りのマグカップを使っているから、

この研究を見たときはなるほどーって思ったんですよ(o)!
 

 
あと、他にもコーヒーに関する研究を調べててヒカルに聞いたら、

人間は温かいものを手に持つと人を好意的に見る」という研究結果を教えてくれたんです。

なんだか素敵じゃないですか?

 

この寒い季節、みんなもコーヒーを飲んで身も心も温かくなりましょう(^^)

 

 

<参考文献>

Williams, L. E., & Bargh, J. a. (2008). Experiencing physical warmth promotes interpersonal warmth. Science (New York, N.Y.), 322(5901), 606–7.

Tom Stafford,MattWebb (2005). Mind Hacks――実験で知る脳と心のシステム オライリージャパンpp.361-365

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