2012年11月15日木曜日

やる気迷宮入り


こんにちは!

最近、後輩が部活をきちんとやってくれなくて困ってるユキです……(;_;)



そこで、考えたのが、飴と鞭作戦!!

もちろん、この言葉は聞いたことある人はたくさんいると思うけど、

辞書で意味を調べてみると

支配や指導の方法で、甘い話や条件で譲歩する一方で、厳しく締めつけることのたとえ。

なんだって。むずかしー。


でも簡単なハナシ、

飴をあげたら頑張れるし、鞭でうつって罰を与えるんなら、

罰を受けないように一生懸命やるってこと。


でも、実はこれ、心理学的に説明できるんだって!

動機づけっていうんです。


これを説明するために、まず、1948年に行われたトールマンっていう人の実験を紹介するので、

下記の図も参照しつつ読んで下さいね。




彼はラット(ネズミよりもちょっとおっきいやつね)に迷路させたんです。


そのラットはあらかじめ


1)ご褒美に餌をあげるRグループ

2)最初はご褒美をあげなくて、10回目からあげるNR-Rグループ

3)ご褒美は全然あげないNRグループ


の、3つのグループに分けられてます。



もちろん、Rグループは早くゴールに近づこうって頑張るんだけど、

実は、NR-Rグループもやっていくにつれて「学び」を獲得していくんだそうです。

例えば、いや~な数学の授業でも、

耳から入っていくうちに(そんなにやる気がなくても)公式をなんとなく覚えるって感じ。

それを心理学的にいったら、認知地図が成立してるっていうらしいんだけど。

でもでも、もっと驚くことに、NR-Rグループは餌を与えるようになった瞬間、ゴールにつく時間がとっても早くなったんだって。



ってことはつまり、ご褒美を与えると、頑張れる。

動機づけってのはとっても効果があるってこと。

ちょっと難しい話になるけど、実はこれが内発的動機づけってやつなんです。


動機づけには2種類あって、

一つは、内発的動機づけ

もう一つは、外発的動機づけっていうんですよ。


簡単に言ったら、

ご褒美とか罰とか、外から与えられるものが外発的動機づけ。

自分の内面からくるもの(例えば、あるアイドルグループがすごく好きだから、

全員の誕生日覚えてるのとかね)を内発的動機づけっていうんです。


で、今回の部活の話にもどります。

私が部員のやる気起こさせようって考えると、

圧倒的に外発的動機づけをあげるってほうが楽なんですよね。

例えば、部員の彼氏に、その子に「がんばれー」っていってもらうとか、

「演劇してるおまえが素敵だ」っていってもらうとかね。

……あの子、彼氏いたっけ?




よーし、明日も部活がんばるぞ!!












<参考文献>

山本豊(2008)学習・教育 新曜社 Pp.75 

http://webclass.tsukimidai.net/contents/edu/phprint.php?prt=2_3cognitive_map.php

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