2012年11月22日木曜日

テスト暗記法のようなもの

こんにちは!ユキです!
 
最近寒くなってきて
 
朝布団からでるのがたいへんです( >_<)
 
 
期末テストも近づいてきてる……
 
あー!早く冬休みこーい!って感じです。
 
 
最近期末テストにむけて勉強してるんですけど、
 
友達にテスト勉強の仕方で相談されて。
 
そういえば、こないだテレビで言ってたことを
 
思い出して調べてみたんですよ。
 
 
調べてみたら…
 
ある状況で学習したことは
 
同じ状況とか似てる状況とかで再生すると思い出しやすくて、
 
成績もよくなるっていう効果があるみたいで。
 
ちなみにこの効果、状態依存効果って言うんです。
 
これを証明した実験もあって、スミスさんって人の実験では、
 
 
aグループ:地下室で単語勉強をして、その次の日に地下室で単語テストをする。
 
bグループ:地下室で単語勉強をして、その次の日に違う部屋で単語テストをする。
 
結果:aグループの方が成績が良い!
 
 
っていう結果が得られたそうなんですよー。
 
 
それから、アイヒさんって人も実験をしてて、
 
その実験では学習時と再生時に同じ気分でいると
 
成績がいいっていうことが示されてました。
 
 
つまり、学習するときと、再生するときは
 
なるべく同じ気分、環境だと再生しやすいってことなんです。
 
だからテスト勉強をするとき、
 
どこで勉強しようって迷ったりするけど、
 
テストの時って、静かで緊張感も高いから
 
それに近い場所―たとえば図書館とかで
 
勉強したらいいんじゃないかなあって。
 
 
友達にもこの効果を紹介して、
 
アドバイスしたらやってみる!!って
 
嬉しそうに言ってくれました^^
 
 
 
今回は私も、友達も点数あがったらいいな♪♪
 
 
 
ということで、ブログ更新してる暇があったら勉強しろ!
 
って感じもしてきたので、おとなしく勉強します。
 
今、テスト期間の人も
 
ぜひ、この効果を利用してみてくださいね!
 
 
 ではまたー
 
 
 
 
 
あ、来週は期末テストなので
 
更新はなしです。
 
すみません。よろしくです。
 
頑張ってきますよー。
 
 
 
 
 
<参考文献>
 
篠原彰一(2008). 学習心理学への招待[改訂版] サイエンス社 pp.166-168,187-188




2012年11月20日火曜日

迷子のゴリラ

こんにちは、ヒカルです。

秋学期もはじまってだいぶ経ちましたね

高校生のユキは期末テストが近づいていて大変そうです(-)

大学生は期末までまだ時間あるからな~(*^^*)


今日は、大学の授業で知った面白い実験について

紹介しようと思います!


下に、その実験の動画を貼りますね

何人かが白と黒に分かれて

バスケットボールをパスしあっているので

白色のTシャツを着ている人のパス回数を数えてください

しっかり数えてくださいね(^^)/

それではクリッククリック!!!





















どうでしたか?

パスの回数はちゃんと数えることはできたでしょうか???



そんなことより!

動画の中でも説明されていますが、

あなたはゴリラに気づきましたか?


気づけなかった人は

とっても驚いたことだと思います!

だって私気づけなかったもん\(o)/!


人はあることに注目していると

注意を払っていないものは

視界にはいっても見えないものなのです



これを、認知心理学の範囲で

「選択的不注意」

「不注意盲目」

といいます。


多くの情報が飛び交っている環境において

その人自身が自分にとって

重要だと思う情報だけをえらんで

それに対して注意を向ける認知機能を

示しているという考え方です。


ふだん、目の前をゴリラが通り過ぎることなんてないけど

選択的不注意は私たちの身近によくあるんです


たとえば、大学生になると

サークルなんかでパーティが開かれたりします。

そこにいくと、会場では多くの人たちが

色々なところで色々な話をしていて、

とても賑やかです。


でも、そんな時

友達との会話に夢中になると

周りの雑音はまったく気になりませんよね?

このことが、選択的不注意にあたります。


ユキの場合は高校の休み時間の

友達との会話なんかが当てはまるんじゃないかな


これに加えて

さらに面白い現象があります。

少し離れたところから

自分の名前が呼ばれたら、

その声に

「え?何々?」って

反応しちゃいますよね

このような注意の現象を

「カクテルパーティー現象」

といいます。


人の注意ってホントに不思議ですよね^^

普段私たちはどこに注意を払っているんでしょうか


考えたんですが

逆にこの選択的不注意がなかったら

学校なんかで

ほかの人の会話が耳に入ってきて

目の前の人とコミュニケーションがとれないよなぁ


注意について調べていくと

いろいろわかったけど

今日はここらへんで☆


来週は学園祭のためお休みします



参考文献
クリストファー・チャブリス、ダニエル・シモンズ(2011)錯覚の科学 文藝春秋
 

2012年11月15日木曜日

やる気迷宮入り


こんにちは!

最近、後輩が部活をきちんとやってくれなくて困ってるユキです……(;_;)



そこで、考えたのが、飴と鞭作戦!!

もちろん、この言葉は聞いたことある人はたくさんいると思うけど、

辞書で意味を調べてみると

支配や指導の方法で、甘い話や条件で譲歩する一方で、厳しく締めつけることのたとえ。

なんだって。むずかしー。


でも簡単なハナシ、

飴をあげたら頑張れるし、鞭でうつって罰を与えるんなら、

罰を受けないように一生懸命やるってこと。


でも、実はこれ、心理学的に説明できるんだって!

動機づけっていうんです。


これを説明するために、まず、1948年に行われたトールマンっていう人の実験を紹介するので、

下記の図も参照しつつ読んで下さいね。




彼はラット(ネズミよりもちょっとおっきいやつね)に迷路させたんです。


そのラットはあらかじめ


1)ご褒美に餌をあげるRグループ

2)最初はご褒美をあげなくて、10回目からあげるNR-Rグループ

3)ご褒美は全然あげないNRグループ


の、3つのグループに分けられてます。



もちろん、Rグループは早くゴールに近づこうって頑張るんだけど、

実は、NR-Rグループもやっていくにつれて「学び」を獲得していくんだそうです。

例えば、いや~な数学の授業でも、

耳から入っていくうちに(そんなにやる気がなくても)公式をなんとなく覚えるって感じ。

それを心理学的にいったら、認知地図が成立してるっていうらしいんだけど。

でもでも、もっと驚くことに、NR-Rグループは餌を与えるようになった瞬間、ゴールにつく時間がとっても早くなったんだって。



ってことはつまり、ご褒美を与えると、頑張れる。

動機づけってのはとっても効果があるってこと。

ちょっと難しい話になるけど、実はこれが内発的動機づけってやつなんです。


動機づけには2種類あって、

一つは、内発的動機づけ

もう一つは、外発的動機づけっていうんですよ。


簡単に言ったら、

ご褒美とか罰とか、外から与えられるものが外発的動機づけ。

自分の内面からくるもの(例えば、あるアイドルグループがすごく好きだから、

全員の誕生日覚えてるのとかね)を内発的動機づけっていうんです。


で、今回の部活の話にもどります。

私が部員のやる気起こさせようって考えると、

圧倒的に外発的動機づけをあげるってほうが楽なんですよね。

例えば、部員の彼氏に、その子に「がんばれー」っていってもらうとか、

「演劇してるおまえが素敵だ」っていってもらうとかね。

……あの子、彼氏いたっけ?




よーし、明日も部活がんばるぞ!!












<参考文献>

山本豊(2008)学習・教育 新曜社 Pp.75 

http://webclass.tsukimidai.net/contents/edu/phprint.php?prt=2_3cognitive_map.php

2012年11月13日火曜日

ツンデレ

こんにちは ヒカルです!


もうすっかり寒くなってきましたね

朝寒すぎて布団から出るのがとっても辛い今日この頃…


でもでも、ちゃんと遅刻せずに学校行ってますよ!(・ω<)


一昨日、社会心理学の授業でとても興味深いことを学んだんです


自分に対して冷たい態度を取っていた人が、

次第に好意的な態度を取るようになると、

その人物に対する好意が増すんだって!φ(`д´)メモメモ


それから、相手が自分に対して

ずっと冷たい態度を取っているよりも、

好意的な態度を示していた相手が、冷たい態度を取るようになると

その人物に対して非好意的になる傾向があるんだって!







これをアロンソンとリンダ―(1965)の研究に由来して

「ゲイン―ロス効果」って名付けられているの



でも、ゲイン―ロス効果って

いわゆるツンデレってやつだよねw(゚∀゚)




いきなりですが、私今コンビニでアルバイトしてるんです

そしてそのアルバイト先の先輩のことがちょっと気になってて…



きっかけは

私がまだアルバイトに入ったばっかりの時に、

いつもその先輩に仕事を教わってたんです。

でも、なかなか仕事を覚えられない私は

いつも怒られちゃって…(>_<)

それに、無口で淡々と仕事をこなす人だったから

先輩って怖い人で、苦手だなって思ってたんです…


でも、最近は仕事も覚えてきたからかすごく優しいし、

バイト以外のほんっとに他愛無いんだけど

話ができるまでになったんです!

それが本当にうれしくって(●^o^●)




でねっ授業を受けている時

これはゲイン-ロス効果かも?!

って気になっちゃったもんだから

図書館でゲイン-ロス効果について調べてみました



次のような実験を見つけたので紹介します(*´∀`)


シーグマン(1976)は実験参加者(実験に参加してくれる人)に

実験室に来てもらって面接を受けてもらうという実験をしました。

同じ実験室にはもう一人面接者(サクラ)がいます。


実験参加者と面接者の対話の機会を2回設け、

実験参加者の話を面接者がうなずきつつ話を聞く時と、

全くうなずかない時の2種類の条件を用意し、

下の4つの順番によって

実験参加者の面接者に対しての印象が

どのように変化するか調べました。


     「うなずきあり⇒うなずきあり」
     「うなずきなし⇒うなずきあり」
     「うなずきあり⇒うなずきなし」
     「うなずきなし⇒うなずきなし」


面接の後、実験参加者に

「面接者は人間として暖かい人柄だと思いましたか?」

と尋ねたところ

もっとも暖かいと評価されたのは、

「うなずきあり⇒うなずきあり」の条件で、


反対に、最低評価だったのは、

「うなずきあり⇒うなずきなし」の条件でした。



つまり、「うなずきなし⇒うなずきなし」条件よりも

「うなずきあり⇒うなずきなし」条件のほうが、

この人暖かいなって思わなかったということです。

ここでロス効果が認められますよね。



あと、面接者に対する評価の変化を見てみると、

この面接者は暖かい人だなぁって変化したのは、

「うなずきあり→うなずきあり」よりも、

「うなずきなし→うなずきあり」の条件

だったっていうところが重要なんだよね( ゚д゚)!!!


ここでゲイン効果が説明できるの


やっぱり効果が大きいのは

「うなずきなし⇒うなずきあり」なんだって!







日頃なんとなく感じていたことを

こうやって実験で科学的に立証する心理学って

やっぱり好きだなっ(*´ω`*)



というわけで“ツンデレ”実践してみようかな?(笑)



参考文献
岡本浩一 (1986).社会心理学ショート・ショート 実験で解く心の謎 新曜社 pp.107-116
大坊郁夫 (1998).セレクション社会心理学―14 しぐさのコミュニケーション―人は親しみをどう伝えあうか― サイエンス社 pp.177-181